第6章 枢の過去
「その日の夜、ニュースで崖で男女が二人自殺っていうニュースがやっていて・・・それがオレの両親だった・・・」
枢くんの過去、すごく酷い・・・
「でも、ここに来られてよかった・・・だって、ここにいなかったら、お前とは会っていなかったから・・・」
そう言って枢くんは私を抱きしめた。何がしたいの?!この人は!
「枢くんの話は分かったわ。ありがとう!」
私は枢くんの抱きしめている腕を離し、部屋を出た。
そういえば、あの夜空くんとゆうたんの過去も聞きたいなぁ。・・・あっ!ちょうど二人がいた!
「夜空くーん!ゆうたーん!」
「何?何か用事?」
「○○ちゃんだ!なぁに!?」
「二人がここに来た理由教えてくれないかな?」
私が聞くと二人同時に
「分からない」
と答えた。
・・・分からない?
続く