第1章 刀剣との出会い◎
本丸に足を踏み入れると、空気が冷たい。
周りは真っ暗。
長年使われていないのかな、ホコリだらけ。
そして、血臭い。
こんのすけ「ここが、貴方様のお部屋になります。」
そんなことを考えながらこんのすけの後をついて行っていたら"審神者部屋"に着いた。
こんのすけ「前主の荷物も多々ありますが、捨てるか捨てないかは貴方様がお決め下さい。」
私が決めていいのか…。
『そういえば…、刀剣達は?引き継ぎ本丸なら居ますよね?』
こんのすけ「………実は貴方様が本丸を引き継いで頂けるとのことで"ここの刀剣は全て溶かす。"との政府からの命令が来ました。ですが………、姿が何処にもないのです。」
何処にも……刀剣たちがいない…?
『なら、前主に全員溶かされた…。と言うこと?』
こんのすけ「いえ…刀剣の気配は微かに感じるのです。………………………………お気を付けを、審神者様。」