第10章 リクエスト作品 ずっと笑わせてやるから〜おそ松〜
そんなわけで、弟達に会わせるのは様子見てたんだよねぇ。なんせ同じ顔が6人だし、初見だとけっこうキツイかと思って。
だから、まさか主から俺に会いに来てくれるとは思わなかった。
主なりに変わろうと努力してんのかも。俺のセックストレーニングは無駄じゃなかった!
——なんて感慨に耽っていたら、弟達の質問攻めに主が追い詰められてるのに気がついた。
「おいお前ら!ストップ!ストップー!」
群がる童貞を払いのけて主を背中に隠す。
「主はデリケートなんだからあんまがっつくな!緊張しちゃうだろ!」
「そうなんだ?ごめんね主ちゃん、兄さん達が煩くして」
例の如くあざとい笑顔を向けるトド松にチョロ松が牙を剥く。
「口火を切ったのはお前だろ!」
「だって、兄弟でちゃんと連絡手段持ってるのボクだけでしょ?おそ松兄さんに会うならいつでも連絡してって言っただけだし」
「…ってのが末弟のやり口……虫唾が走る」
部屋の隅から一松が毒づいている。
「フッ、主ちゃん、困った事があったらなんでもオレに相だ」「よろしくね主ちゃーーん!!」
十四松がぶんぶん握手をすると、ちゃっかりトド松も続いて握手をしている。
こいつら…俺の主に気安く触りやがって!お前らがしつこくて主が困ってるだろーが!
遠慮のない弟達にさすがにイラついてきた。
もーいい。挨拶も済んだし出かける。
セックスする。