第10章 リクエスト作品 ずっと笑わせてやるから〜おそ松〜
唇を離し、即おねだり。
「なぁいいだろ〜?ディープキスさせてよぉ?減るもんじゃないんだから〜」
「恥ずかしいもん…」
けっこう抱いてるはずなのになぁ。いつになったら無抵抗で舌を差し出してくれんのかねぇ?
「なんなんだよいつも!もしかしてキス嫌い?」
じれったくなってつい強めに聞いてしまった。
「嫌い…じゃな…い」
やべ。ちょっと落ち込んでる。
ここはもうちょい優しく、紳士的に…
「じゃーいーじゃん!な?勇気を出して舌出してみ?俺が絡ませてペロペロしてやるから」
言えませんでしたーーッ!だってずっとチンコ勃ちっぱなしなんだもん!
「……!」
あら?刺激強すぎた?もしくはゲスすぎた?
なんか顔真っ赤にして口ごもってる。
「主?」
「だって…」
顔を逸らし、消え入りそうな声で主は言った。
「………キス、下手だから、私」
「は?」
「おそ松くんを、気持ちよくしてあげられないから」
思わずポカンと口を開けて固まった。
いやそこは下手でいーだろ!むしろ奥手なお前がテクニシャンな方がビックリするわ!まぁビックリした後、とんでもないものを隠し持ってますねって感心するけども!
なんで主はそんなにマイナス思考なの?そんくらいで嫌いになるわけねーだろ!もっと俺を信じてよ?寂しくて泣いちゃうよ?
よし。決めた。
俺、もう優しくしない。
「いいから早く口開けよ」
心の扉を開くべく、荒療治することにした。
主の口の端に指を引っ掛け、無理やり舌をねじ込んだ。
・・・