第10章 リクエスト作品 ずっと笑わせてやるから〜おそ松〜
主は俺のパーカーをキュッと掴み、固く目を閉じて身体を強張らせている。
ったく、何度もヤってんのに処女メンタルなんだから。
まぁ…………それがエロいんだけどな!
「怖いか?」
「少し…」
薄目を開けて、ビクビクした顔で俺を見ている。そんな臆病な主ちゃんには…
「えいっ」
「っ!!」
くすぐり開始。脇腹をこちょこちょ攻めまくる。
「ほらほら、どうよ俺の指テク?」
指を蠢かせれば、主は必死に口を押さえて悶えている。すぐ笑うと思ったけどなかなか強情だ。だけど、脇の下をツンツンした時勝負はついた。
「っぷ、あはははっ!」
さっきまでの泣き顔は何処へやら。肩を震わせ笑い出す。
「やめ…てっ!苦しいっ!ふふふっ、きゃははははっ!」
うわー、かわいーなーもーっ!
手の動きを止めて抱きしめる。
泣いてたり困ってるのもそそるけど、やっぱり笑顔が1番好きだ。
「あー、主〜」
俺さ、マジ幸せだよ——。
「おそ松くん…?」
うなじに顔を埋めて大好きな香りを吸い込む。今どんな顔してんだろ?笑ってるかな?困ってるかな?
すると、くすぐりの呪縛から解き放たれて安心したのか、主も俺の背中に手を回してきた。
かかったな。
「はい隙ありー!」
「!!」
タイミングを見計らいおっぱいを揉みしだき、くにゅっと先端を指で摘む。
「…あ、んっ」
「あれ?もしかして今喘いだ?」
「ちが、う…驚いただけっ!」
「へー?」
AVが幻想なのか主が特殊なのか…俺が下手なのか。
主は行為中ほとんど声を出さない。
だから普段、息遣いや身体の変化で感じてるかどうか探り探り愛撫をしている。
本当はもっと知りたい。
お前のいろんな声、仕草、表情。
なぁ、教えてよ?
俺にだけ。