第10章 リクエスト作品 ずっと笑わせてやるから〜おそ松〜
「なぁ、主」
名前を呼ぶと、泣き腫らした瞳が俺を見つめ返してきた。
「この前言ったじゃん?辛い時は連絡してって」
「だって…弟君のケータイにかけるなんて悪いもん」
「そんなん気にすんなって。むしろ履歴に女子が残って弟も本望だから!」
とは言ったけど、遠慮・人見知り・自己評価低めのトリプルコンボを決めてる主には難易度高いかもしんない。すぐ『迷惑かける〜』とかネガティヴなこと言うから。
「ま、俺がいっぱい会いにくればいっか。今日みたいに」
言い終わる前に主を床に押し倒す。こうなれば主はもう俺にされるがまま。
つかさ……待ってたんだろ?俺にこうされるの。
「疲れた時は息抜きしないとダメだよ〜?俺みたいに」
「おそ松くんが…息抜き?」
「あ、ひでー!今毎日が日曜日のくせにって顔した!」
「……」
おぉー、無言だけどちょっとだけ表情が明るくなった。これはもうこのまま突き進むしかない。
「前から思ってたけどさ、自分に厳しすぎ。みんなけっこーテキトーに生きてるよ?ってなわけで!」
本能のままに即行動。押し倒した主の身体に乗り上げて自由を奪う。
「病的なレベルで真面目ちゃんな主には治療が必要です!」
「え、ま、待って…っ!」
パチンと響くホックが外れる音。
秘技、服の上からブラ外し!
どうやってるかは自分でもよく分かんないし大した能力ではない。フツーに脱がせばいいし。
だがしかし、主とエロいことする妄想ばっかしてたらある日突然出来るようになっていた。
そのままセーターの中に手を突っ込んでスベスベな素肌を堪能する。