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狂気の傷痕【刀剣乱舞】

第2章 乱夜。


『よくやってくれたよ。

政府にバレていたら即刻刀解処分は
避けられないからさぁ…嫌なものを
見せてほんとにごめん。』


清光との淫らな行為を黙秘した
こんのすけは心を壊している。


好き好んで黙っていられる程
この子は強くないのだから。


『だから…ありがとう、こんのすけ。』


こん『ぅぇぇぇ…主様ぁ…っ。』


(泣きたいのは私だがな。)


私の周りは泣き虫が多くて困る。


落ち着くまで撫でていれば
くぁ…と大きなアクビが出た。


疲れ果てた体にはここが
限界とばかりに眠気が襲ってくる


『よし、一緒に寝るか…。』


こん『よ…よろしいのですか…?』


『…うぬ、くるしゅうない…。』


清光を起こさないように
そっと布団に潜り込めば冷えた
体にこんのすけが擦り寄った。


こん『温めますぞ…主様。』


ぬくぬくとした温もりに
身を任せていれば私の服を
ぎゅっ…と握り締める彼…


加州『ある…じぃ…。』


加州清光は寝ぼけながらも
求めていた審神者へと縋る…


私は審神者であって
審神者ではないけれども…


『ここにいますよ、清光。』


加州『…ん…へへ…。』


(可愛すぎか。)


嬉しそうに微笑んだ笑みを
間近に見てしまっての感想だ。


彼にどうか良い夢を。


そう願って自分の瞼をおろした。


真っ暗な闇に包み込まれれば
隣の彼の寝息が鮮明に聞こえ
脇の下にいるであろう狐の
温もりがより一層温かく感じる。


幸せとは何か、不幸とは何か。


機会があったら聞いてみよう。


なんて答えてくれるかな…、





『おやすみ…、』


耳に届くのは一人と一匹の寝息。


これが私にとっての"幸せな音"
それを堪能しながらゆっくりと
眠りについていった…。



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