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【HQ】こんな5人の同居生活

第3章 赤葦メインで誕生日


えー、突然ですが、本日は私の誕生日です。
だからって、誰にも教えてないし誕生日を喜ぶ年齢でもないし。
それを理由にプレゼントが欲しいとか思う事もないので、何もしないつもりだ。

いつも通り、バイトを終えて帰宅する。
普通に食事を作ろうと、リビングに入ったら驚くべき光景が目に入った。

テーブルの上に、何故かたこ焼きプレートがセットされたホットプレート。
その横には、生地が入ったボウル。
他にも、刻まれたキャベツやらタコやら明太子やらの具材の数々。
何をしたいんだろうか、うちの住人は。

この状況を見ると、キッチンが使われただろう事は分かる。
片付け、誰がすると思ってるんだ。

溜め息を吐いて、キッチンの確認をしようと足を向けると、そこに人がいた。

「…あぁ、りら。おかえり。」
「…ただいま帰りました。」

片付けをしていたらしい、赤葦さんが泡の付いたスポンジを持ったまま振り返る。
つい、不機嫌を表す笑顔を作ってしまった。

「…どうかした?」
「それは、こちらの台詞です。」
「たまには、りらにも楽をして貰おうと思って。」

いらない気遣いである。
だって、私は皆のご飯を好きで作っているんだから。

「片付け、やりますから代わって下さい。」

まぁ、やってしまったものは仕方がないけど。
基本的にキッチンの物を人に触られるのは好きではない。
強引にスポンジを奪おうと手を伸ばした時、指先に巻かれた物が見えた。
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