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境界線。【安室透夢小説】

第11章 BEASTが手に入れたのは?


くのえside

安室さんの付き合うことになってしまった。
安室さんが私のことをそういう意味で好きだということは少し前からなんとなく気づいていた。
あの時安室さんに伝えた通り、嬉しいという気持ちに偽りはない。

でも、恋愛としての好きとか愛とか正直私にはよくわからない。
確かに私は安室さんのことが大好き。
安室さんも私のことが好き。恋愛的な意味で。。。

愛というのは種類があるのだろうか?
好き=愛。ではないのか。

湯船に肩まで浸かり考える。考える。考える。


でも、安室さんとキスした時は心地いいと思った。
安室さんとはきっとキス以上のことだって.....

前に一度、霧島先輩に迫られたとき、私は先輩からのキスは拒んだ。
別に先輩が嫌いだったわけではないいのに。

そういうこと、なのだろうか。




でも、安室さんから私に何かを求めることはない。
どうしてだろう?
告白の時だって、彼は聞いて欲しいと望んだだけだ。
私が付き合うことを提案しなければきっと安室さんの思いを聞いただけで、安室さんは付き合うことも求めなかったのではないか?

安室さんは、大人の男性。
子供の私なんかに求めることは何もないのだろうか。

それならどうして、安室さんは私を好きになってくれたのだろう?
どうして好きだと伝えてくれたのか。









考えても考えても答えは出ない。






はぁ。イライラするな。
でも、どうして、誰にイラついているんだろう。





それに、彼の言った後悔するという言葉が頭に引っかかる。
後悔。
私は安室さんのことが好きだから、きっと何をされても後悔なんてしない....と思う。
じゃあ、何をされたら後悔するんだろう..........。
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