八つ葉の魔導書(グリモワール)【ブラッククローバー】
第4章 ページ4、家族
いつしか…
ケイトと二人で、家庭を築きたいと思うようになった。
フエゴレオン「きっと、楽しい家庭になるのだろうな」ぼそ
ケイト「?どうしたの?」
フエゴレオン「いや…何でもない」くす
今はまだ、先の話だ。
ケイト「え?何々?何の話?
何か面白いことあったの?
にやにやしてないで教えてよ!兄上~!」
そう叫び続けるケイトを背に
私は、将来のことを考えて笑みが止まらなかった。
姉上「何あれ?」
母上「春よ」
父上「春だな」
姉上「え!?兄妹間で!?」
父上「実際、あいつらははとこ同士なんだ。結婚できる」
姉上「あ、そういえばそうだった」
母上「?どうしたの?」
赤ん坊「だー」にこにこ
姉上「えっと…
ケイトが義姉妹だって言うこと、忘れちゃってた^^;」
母上「…そうね」くす
父上「いつの間にか、いるのが当たり前になっていたな」くす
姉上「こんな幸せが…いつまでも続けばいいのにね」
そう笑い合う三人、いや四人がいたわけだが
これから寝ようと
ケイトの部屋へ向かう私たちの耳には届かず
ケイト「兄上教えてよ~」
フエゴレオン「^^」くすくす
ケイト「ねえったら~!;」
このような日々が、日常が
ただただ楽しいと、そればかり思ってしまっていた。