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幸せになりたい!『刀剣乱舞』

第3章 第三章


髪の毛をまとめて団子にする。シャワーを浴びてからゆっくりお風呂のお湯に浸かり今日の事を考えた。吐息と共に和風呂のお風呂に怪我をしている手を出して全ての身体をお湯に預ける。うん、お風呂が広いといいなー…他の刀剣男士達も入っているのかと考えて思考回路がピタリと止まった。考えたら私がお風呂に入っている事を皆知っているだろうか、もしも誰かが入って来たら身体を見られるじゃないか!こんな貧相な身体を見せられる訳がない!今直ぐに出ようとお風呂を上がれば、嫌な予感は案外的中するモノで…ガラッと勢い良くドアが開いた。腰にタオルを巻いた明石国行さんがいた。

「えっ…なんで、主はんがこないな所におるん?」
「!…くぁwせdrftgyふじこlp!?」
「はっ?えっ、主はん…今なんていうたん?」
「一旦出てって!お願い!」
「えー…そやかて寒いやん、主はんが出てってくれると嬉しいわー…」
「わ!分かった!分かったから見ないで!」

何故こんな事に…的中してしまい涙目になる。明石さんの程よい筋肉と裸体が視界に入ってしまう、手元にあったタオルでなるべく身体を隠し後ろを向いて欲しいと伝えれば面倒臭そうに後ろを向いてくれた。本当にごめんなさい…と謝罪して出て行こうとドアに手を掛ければ後ろから抱き締められる。ちなみに誰に?そんなの明石さんしかいない、その明石さんは私のうなじにキスを落として喉を鳴らしていた。

「なっ、なにをやってるんですか…あのこのような冗談は止めて欲しいんですけど」
「いやー…せやけど。自分の目の前に裸体の主はんがおって、お預けは勿体ないやろ?少しくらい味わっても、罰当たらんと思うんやけど…」
「ちょっ、本当に勘弁して下さいよ!」

するすると私の腰を撫でて、上へ上へと彼の手が這う。貞操の危機を感じてゾワゾワと鳥肌がたった。誰か本当に助けてくれ、裸を見られてもいいから!そんな事を考えていればクスクスと笑いを堪える明石さんの声が聞こえた。

「主はんはおもろいなー…自分やったで良かったけど、今度は気を付けた方がえぇですよ?」
「えっ…無理矢理するんじゃないんですか?」
「言うときますけど、無理矢理する趣味なんかあらへんわー…主はんがそないな趣味なら考えたりますけど?」
「勘弁して下さい」

パッと手を離した明石さんは小さく笑い、お風呂の中へ入って行く。私は急いでお風呂場を出て行った
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