• テキストサイズ

【HQ】君に好きだと言えたなら

第4章 少しでも君の理想に近付きたくて、(潜尚保×白布姉同僚)


 家が隣同士で父親同士が友達。そんなお隣さん家の長女のゆりちゃん。覚えてはいないけど、俺はよくゆりちゃんに寝かしつけてもらったり、ミルクを飲ませてもらったり、(これは恥ずかしいからあんまり話題に出してほしくないんだけど)オムツを替えてもらったりしてたらしい。よく相手をしてくれるゆりちゃんの事を本当のお姉ちゃんだと思っていた。ゆりちゃんはなおくんのお姉ちゃんじゃないのよ、と母親に言われた時はそれなりに衝撃的だった。

 小さい頃から感情があまり表に出ない性格だったが、ゆりちゃんに、なおくんはなおくんなんだからそれでいいんだよ、って言葉は小さいながらも嬉しかった。

 ゆりちゃんは昔からいつもキラキラ輝いていて、中学生になったゆりちゃんは俺が知る女の子の中で1番キラキラ輝いていていた。そんなゆりちゃんは中学校でもモテモテならしく、気が付けば彼氏が出来ていた。いつもゆりちゃんの傍にいる男の子は俺だったのに。それが俺じゃなくなった事が小学生乍悔しかったりもした。多分その時は大好きな玩具を他の誰かに取られてしまった。それ位の気持ちだった。


/ 46ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp