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大切【NARUTO】

第27章 中忍試験・開幕





「そうか…サクラもきたか。中忍試験、これで正式に申し込みできるな。」


目的の教室の前に立っていたのは、紛れもなくカカシだった。


『…正式に?』


「どういうこと……?」


「実のところこの試験、初めから班単位でしか受験できないことになってる…。」


「え?でも先生、受験するかしないかは個人の自由だって…。じゃあ、嘘ついてたの?」


サクラはカカシの行動が謎で、首をかしげる。
するとカカシはニコリと笑い、答えた。


「…もしその事をいったなら、サスケやナルトが無理にでも誘うだろう。
たとえ志願する意思がなくても、サスケに言われれば…。
お前はいい加減な気持ちで受けようとする。
サスケと…ま!ナルトとリクの為にってな。」


「じゃあもし、サスケくんとナルト、歌神さんの三人だったら?」


「ここで受験は中止にした。この向こうへ行かす気はなかった。
だが、お前たちは自分の意志でここに来た。
俺の自慢のチームだ!さあ、行ってこい!」


カカシの言葉で、やる気が出た。
さすが、私達の担当上忍だ。

ニコニコとしていると、カカシがリクに耳打ちをした。


「…間違っても、熱くなって自暴自棄になるな。歌っちゃマズイからね。
もちろん、意図的にも力は使うな。」


『はい、分かってます。』


カカシが心配してるのは、波の国の時のものだろう。

覚えてないが、"死の歌"なんて恐ろしいものを歌っていたらしい。

中忍試験は、たくさんの里からの参加者がいる。
セイレーンであるリクにとっては、敵だらけなのだ。


「おいリク、行くぞ。」


『…あ、うん!先生、頑張ります!』


カカシに手を振り、扉の前に立つ。


「よし!行くってばよ!」







中忍試験、開幕。







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