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完結:悪魔吸血鬼と契約少女~お前の血を飲ませて~

第1章 異世界からの来客者





「いきなり何言い出すんだ!?この子は、僕のあいちゃんだーーー化物は
あっち行け!」


「忠告しただろ?そいつは俺のモノだーーー退け。退かないと・・・どうなっても、知らないぞ?逃げるなら
今のうちだ。死にたくなければな・・・さぁーーーどうする?答えろ・・・」



「へ。そうですか・・・逃げば良いのだろ?逃げますよーーーなんて、
言うとでも思ったか!」



かちぃん!!



「ひ・・・きゃあーーー!!」



「近づいてみろ!この子の命が残したければーーー今すぐ消えろ!!」



ぎりぃ・・・!



「や・・・私の事は、構わないで・・・
逃げてーーー」



ぴくっ



「・・・逃げろ?冗談みたいな真似
言うんじゃ、ねぇ。お前は、俺の女だ・・・俺のモノで、花嫁でもあるんだ」



「お前、馬鹿か?頭おかしく
なっちまったんじゃねぇの?さぁ、消えろよ・・・僕の前からさあぁぁ!!」



「・・・これ程言っても、聞かない
とはな。忠告したのにーーー残念だな・・・せっかくの命を無駄にするとは。余程死にたいらしいな・・・」



さあぁぁぁ・・・



「ひ・・・!な、なんだ!?この黒い塊はーーーや、止めろ・・・来るな!!」



刃物で向けられていた体は
するりと簡単に抜けられ
その隙に・・・



「おい・・・立てるか?しっかりしろ」



「だ、大丈夫です。立てま・・・」



足が立ち上がらない?



やだ・・・どうして・・・



「仕方ないな。手を貸せーーーほら」



私は恐る恐る、その手を差し出して
掴まれるとーーー



「ーーー俺に、しっかり掴まれ。」
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