第16章 祝杯
「ビデオカメラDVDゴム
ーーーローション・・・」
てかなんというプレゼントするの!?
かといって、返品する訳には・・・
どうしよう
「せっかくだから、使わせて
もらおうかな。」
プレゼントを持ち帰り
家の机に置いておくと
不安とモヤモヤな気持ちが
葛藤してゆく
リトナはそれに気がついて
私の背後からそっと近づいて・・・
ぎゅ・・・
「表情が固い。もしかして、結婚するのに不安があるのか?」
「実はーーー本当に結婚してもいいのか、自分でも分からないの。幸せになれるか・・・壊れそうで、怖いの・・・」
「ーーー幸結は、俺と結婚するの怖いのか?嫌になったのか?」
「そんな事ない・・・ただ、不安で仕方なく怖いだけ。どうしたら良いのか分からなくて嫌なの。」
「成る程な。それなら俺が思ってる事を全て忘れさせてやるーーー」
家へ直行し、二人で・・・
「本当に、やるの?」
「当たり前だろ。実行しないと意味ないからなーーー始めるぞ?」