第2章 突然の報告
ーキーンコーンカーンコーンーー
あ、1限目終わった…
「この後の授業は受けないで、そのまま家に帰りなさい。」
『あ、はい。わかりました。それでは、また明日。』
『さようなら、失礼致しました。○┓ペコリ』
パタン……
タンタンタンタン
『ええっと…?』
教室戻ったら荷物まとめて、帰るだけかぁ〜
帰ってもすることないなー
まぁ、探すか。すること。
そんなことを考えて【3ーA】のドアを開けるとーー
ざわざわざわ……
(ん?…)
不思議に思ってると女子数人がこっちに向かって歩いてきた。
女子1「赤羽さん、あなたE組に落ちるんですってね〜」
……は?どこでその話を?担任が話したのかな?
『そーだったら、何?(˙-˙ )』
女子2「っ……ぁ、あなたは落ちこぼれのクラスにいるのがお似合いよ!」
『あぁ。安心して下さい♪私も同じ考えなので…』
『このクラスよりもあのクラスの方がはるかに私に合っている。まぁ……』
『私がどこにいようが……私があなた達より上にいることに変わりはないのだから…。』
女子「っ(ぞくっ)………」
めんどくさいな…
そう思いながら自席に戻り帰りのしたくをした。
荷物を持って教室を出ようとするとーー
バンッ……
誰かが机を叩いたような音がした。
机を叩いたのはーー浅野学秀だった。
理事長の息子で、私と同じテストで1位の優等生。
机を勢いよく叩いて立ち上がったのであろう彼は、スタスタと静かに歩いてきて、目の前で止まった。
?…どーしたんだろ?
「なぜ、お前がE組に落ちる。?なぜだ!僕と同じ成績なのに!」
『……私は、あなた達みたいに勉強に執着してないの。』
『今までお世話になりました。さようなら。』
…ガラガラーーーー
「(なぜなんだ……。!!)」
浅野くんがそんなことを思っているとも知らず、私は家に帰っていったーーー