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互換性パラノイア【TOA】【裏】

第67章 【番外編】治してください


「し、た、ですよ。」
ねっとりとした口調で私の手を下に動かしていく。
スラックス越しに、それが押し上げていくのを手のひらに感じる。
「や…っ!」
あまりにも恥ずかしくて、私はぱっと手を払ってしまった。
「もう、ふらふらなんです、お願いします。」
演技だとわかっていても、そんな風に弱々しく言われるのは、すごく私も弱い…。
「うぅっ…は、はい……。」
金属がかちゃかちゃと鳴り、ベルトを外して前を寛げる。
窮屈なそこから出てきたそれは、ひくんと揺れると天を向いた。
お腹のあたり、そしてそこにタオルをまた這わせて、スラックスをゆっくり下ろしながら、長い脚を拭いた。
何か寝巻きはないかと、クローゼットに向かおうとした瞬間に、ぐっと身体を引っ張られる。
「あっ、やっ…!!」
悲鳴も虚しく、私は後ろに倒れこんだ。
ジェイドさんは、ぎゅっとそのまま私を抱き締めると一緒に横向きにされる。
ネグリジェ越しに張りのあるそれがぎゅっと押し付けられる。
「ルルさん、腫れて痛いので、ここも看病していただけますか?」
耳に息を吹き掛けられる。
「ひぅんっ…!」
熱のせいなのか、彼のせいなのか、全身の血が熱い。
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