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互換性パラノイア【TOA】【裏】

第65章 【番外編】好きなところ


泣きそうな顔をしている私に、優しく頬を触ってくれる。
「ごめんなさい……」
「いいえ。
今日はもう止めましょうか?」
「や、やめないで、ください……」
段々恥ずかしくなって声が小さくなる。
「積極的ですねぇ。」
「ち、ちがいますっ!」
「また街で何か言われたんでしょう。
顔に書いてありますからね。」
「!」
驚いているとくすくすと笑われる。
しっとりしたお風呂上がりの髪が、さらっと流れて笑顔が近づく。
あまりにも綺麗でみとれる。
「忘れさせてあげますから、ね?」
「…はい…」
恥ずかしくて目を反らしながらそう答えた。
首や鎖骨にちりっと痛みが走るくらいのキスをされる。
赤い痕がまた増えていく。
「ん、はぁっ、んっ…あ…」
舌先が首を舐め、時々甘く歯を立てられる。
またぞわぞわとした快感が身体に流れて、きゅっと目を瞑る。
「ルルさんの香りに私はいつも酔わされます。
制御出来なくなるような…香りなんです。」
「あっ、あん、かお、り…?」
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