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ハルとドラコの場合。

第1章 はじまる


「今日から補習見させてもらう、ハルです。よろしく」
『……………』
「……………」
ああ、もう、何か喋ってよ!ドキドキしっぱなしで辛いんだけど!!!!
はぁ…しょうがない…
「マルフォイ、始めるよ」
『………………』
はい無視いただきましたー!いくら接点がないからとはいえ、その態度はひどくない?
『ハル』
ああ、名前を呼ばれただけで、私の心臓はきゅんと締め付けられる。もう私末期だ。
『ドラコ。ドラコでいい』
「…え?」
『だから、名前。ドラコって呼べ』
……は?え?それって、
「私なんかがドラコって呼んでいいってこと?」
いつも一緒にいるクラッブやゴイル、恋仲と噂されるパンジーでさえ、ドラコって呼んでないのに。
『……ハルが、いい…///』
そう言って顔を机に突っ伏す。…あれ?
「顔赤いよ?」
『気のせいだろ』
「いやでも、耳も真っ赤だ『うるさい』
照れてる。なんか可愛いかも!♡
「ドラコ」
まだ突っ伏したまま。
「こっち、向いて」
まだまだ、向かない。
「ドラコ」
………………………………………。
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