第2章 次男✕新人家政婦 紫月麻友
「冗談言うなよ。そんな女相手に勃つワケねーだろ。まあ、仮に勃ったとしてもそんなブス絶対抱かねえけど。」
昨日まで優しかった筈の優の面影は無く、ゴミでもみるような冷たい目を向けられた麻友。自然とその瞳からは涙が出た。
「あーあ。お兄ちゃんが酷いこと言うからポチ泣いちゃったじゃん。」
そう言いながら渉はケタケタと声を上げて笑った。
「俺今から寝るからその犬騒がすんじゃねーぞ。」
「はーい。」
渉は傍に落ちていた麻友のショーツを拾うと、それを無理矢理麻友の口に押し込んだ。
「五月蝿くしたらお仕置きだからね?」
悪魔のような笑みを浮かべる渉を前に麻友はもう渉から逃げられないのだと悟った。