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【テニスの王子様】千石清純【裏夢】R18

第5章 しちゃう



額に脂汗をかきながらも、やめないと懇願するように言うちゃんが可愛すぎて、あ、もう本当に止めんの無理、と脳みそが叫んでいた。

女の子って、やっぱり初めては痛いんだ。

せめて少しでも痛みに集中しないように、そっとキスを落とす。

ゆっくり舌を絡める。

女の子って、全部やわらかいんだな。

しっとりと汗をかいて、熱を持った身体はほんのり赤く染まっていて、全部触れたくなる。

ゆっくり腰を沈める。

「はっ、あぁっ…んっく」

温かい入り口を通過するとナカはあまりにもアツくて、俺を飲み込むように動いた。

気持ち良すぎて、やばいかも。

奥まで挿入ったのを感じ、腰が止まる。

ちゃんが小さく息を吐いたのを見て、痛そうな表情をしていなくてホッとする。

「全部、挿入っちゃったね」

ちゃんの頬がカッと赤くなる。

「う…うん」

「ちゃんのナカ、すっごく気持ち良い。俺、いままでこんな気持ち良いこと知らなかったんだなーって感動してる」

「もう、何言ってるの」

緊張でもなく痛みでもなく、ふふっと声を出して笑う顔を見て改めて安心した。

彼女がふふふと笑うと、俺にも少し振動が伝わって、幸せな気持ちになった。

「痛い?」

「…まだ、少しは痛い?かな?でも、最初ほどじゃないよ。なんか、不思議な感じ」

「俺も、不思議な感じ」

ちゅ、と音を立てて軽いキスをすると、また一段階彼女を好きになった気がした。

「もう、俺、ちゃんのこと、本当にすっごく好き」

「そうじゃなかったら、このまま顔面に一撃だよ」

「はは、それ痛そう」

「あっ」

突然の熱を持った声に驚くと、ちゃんが大発見のようにはしゃいだ声をあげた。

「あの、ね、きぃちゃんが笑うと、なんか、その、私の身体も少しだけ揺れて、くすぐったくて、なんか…幸せな気持ち」

俺は、俺だけを完璧に射抜く天使に何度堕ちたら良いんだろう。

「うん…ちゃんが笑った時、俺も同じこと思った」

見つめ合って、繋がったまま、笑い合って、これ以上の幸せとかあんのかな。

少なくとも今、俺史上最高に幸せ。
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