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彼は私のものにはならない。

第1章 私にあるもの。



放課後。


「さすがに彼女も帰ったでしょ。
風邪とかだったらいけないし、
行ってあげるかな」

なんて、

私が行きたいだけのくせにね。



でも、もし彼女が帰っていなかったら?

もし、私にしているようにしていたら?


私はどういうふうになる?


「大丈夫、よ。」



きっと。



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