第1章 こたつ、出しました
僕が落ち着くのを待って、和の腰がゆっくりと動き始める。
「智の中、とっても温かいね?」
そうなの?
僕の中って、温かいの?
「こたつ…より…も?」
「うん、温かいよ? こたつよりも、う~んと温かい…」
「おいで? 僕が温めて上げる」
僕は両手を広げ、和に笑って見せた。
「だぁ~っ、もうっ! だからダメだっつーの、その顔はっ!」
僕の中の和がグンと大きくなったと思ったら、少しだけ引き抜かれた。
「和…?」
「覚悟しろよ、智?」
あっ、和の得意の悪い顔…
そして一気に僕の一番イイトコロを目掛けて、和が腰を打ち付けた。
何度もそれを繰り返されると、すっかり意気消沈状態だった僕の中心がゆるゆると頭を擡げ始めた。
「うあっ…、かずっ…、かっ…あ、あん…」
「…気持ちイイ?」
「ん、気持ち…イイ…よぉ…」
「もっと気持ち良くなりたい?」
「…して? もっと…和で…して?」
和の手が僕の中心を握り込む。
「ひゃっ…! 触っちゃやぁらぁ…っ…」
ゆっくりと擦られると、僕の中心はすぐに蜜を溢れさせた。
「一緒にイコうね?」
言いながら、和が腰を送る速度を徐々に上げ始めた。