第30章 Fool
もう一度部屋にはいり桃井が質問する
桃「どうしたの?」
奏都は聞きたかったことを聞く
『……ゆりのことなんだ……』
桃「!」
『私が学校休んでた時ゆり学校に来てた?』
その言葉に桃井は少し黙ったが
桃「……実はゆりちゃん、転校したんだ…」
と告白した
『えっ?転校』
と、いうことはゆりはあの時死んでなかった!?
奏都は転校よりもゆりが生きているという事にひとまず安心した
桃「奏都が灰崎君を殴ったつぎの日はゆりちゃんも
学校休んでたけど、つぎの日に学校に来ててね、
ゆりちゃん松葉杖ついて歩いてたからびっくりしちゃったけど……
そのあと皆に転校するんだって言って、つぎの日にはもう……」
『…そっか…
そして奏都はゆりが飛び降りたことも知っているのか
遠まわしに聞いてみた
……さつき、ゆりが松葉杖ついてた理由知ってる?』
その言葉に桃井は
桃「どうやら階段でコケたらしいよ」
とだけ言った
桃井の言葉に奏都
『……(あの事を知っているのは私だけ?
ゆりが自殺未遂したのは皆は知らないのかな?)』
と、考え込む
その様子をみた桃井は
桃「どうしたの?奏都?」
と心配するように奏都に話しかけたが
『ううん!なんでもない!ゆりの事が聞けてよかったよ!ありがとうねさつき!』
と若干誤魔化すように返事をした
桃「うん」
そのあと桃井は帰り
奏都も明日を考えて
眠りについた