第6章 ワンピース―――ロロノア・ゾロ
ゾロside
「「「島だ~!!」」」
ルフィたちのそんな声で眠りから覚める
折角、気持ち良く寝てたってのに……
もう一度眠る気にもなれなくて腰を上げて刀を腰にさし直しルフィたちの元に行く
魚人島を離れてから始めての島だ
ということは、新世界の島に初上陸となる
魚人島でしっかり食料を積んだはずだが、2年という月日もあり、ルフィたちの胃袋はでかくなっていたようで、海上に出てからしばらくして無くなってしまった
あのクソコックの作る飯もちょっとだけ、本当にちょっとだけ旨くなっていた、というのも理由の1つかもしれない
「みんなー!集まってー!」
そんなナミの掛け声が聞こえて仲間たちがわらわらと集まってくる
「とりあえず、今日は一日自由にするわ。島の人たちにログが何日で溜まるのか聞いてくるから、それまで問題は起こさないでよね。
わかった!?ルフィ!」
島の方を見てキラキラと目を輝かせるルフィにナミは声を掛ける
「おー!わかってる!」
とルフィは答えたものの説得力はない
取り敢えずルフィにはウソップがついていくことになった
「あと、ゾロにはチョッパー!ついていって!」
「はぁ!?ついてくんな!」
「あんた方向音痴なんだから黙ってチョッパーと一緒にいなさい!」
「なっ……!?」
その後ナミは違う仲間たちに指示を出していく
そんなナミを睨んでいるとチョッパーがトコトコと寄ってきた
「大丈夫だぞ!ゾロ!俺がちゃんと見ててやるからな!」
「……はぁ……もういい……」
チョッパーならすぐに撒けるだろう
ぐる眉クソコックがついてこないだけマシか………
そう結論付けた俺は今は大人しくしておこうと思い、ナミの話に耳を傾けた