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魔界はーれむ。【R-18】

第6章 拒絶


「はあっ……うっ!あつ、いっ……」

体が熱くておかしくなりそう。
最近はもうこんなことなかったのにどうして………。どうして今なの………。

サーシャの部屋のベッドに運ばれ、サーシャが私の服を脱がしていく。

「なに、してっ……!」

「辛いんでしょ?ボクが楽にしてあげるから」

サーシャが手際よく私の服を全て脱がせ、私の体をじっとりと見る。その居心地の悪さに私は堪らず身をくねらせた。

「綺麗………すごく、綺麗だよ」

やめて……。見ないで……。
ルシファムに抱かれた時にはなかった嫌悪感が身を固くした。でも………それでも体の火照りはどんどん強くなっていく。

サーシャが私の胸を手で弄ぶ。胸を持ち上げたり、優しく揉んだり……。彼は一体、今まで何人の女性を抱いてきたのだろうか。きっと、多いに決まっている。

「気持ちいー……肌が吸い付いてくる………」

優しく揉まれてばかりで、もどかしさが募っていく。もっと……もっと激しく………。

「もっと………触っ、てっ」

私の言葉にサーシャの手の動きが一瞬止まる。

「どうなっても知らないからね?」

そう言ったサーシャの声はとても色っぽくて、腰が抜けそうなほどの甘い響きだった。

**********

【ルシファムside】

やっとか………。
やっと着いた……。

俺はゼラの野郎の城を見上げた。

このどこかにさやかが。

そう思うと、いてもたってもいられなくなる。でも、焦るな。確実にあいつを助け出すんだ。

「作戦通り行くぞ。ミアーシェと俺で城に乗り込む。リアム、お前はここでドラゴンを見張っておけ。あと、城の奴らに見つかりそうになったら隠れるんだ。いいな?」

待ってろ、もうすぐだ。
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