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魔界はーれむ。【R-18】

第2章 初めて


「はあっ、はあ……はあ……」

荒い息を繰り返す私を見て、ルシファムがにやりと笑う。

「な、なに?」

「いや?普段のお前からは考えられないくらいの乱れっぷりだな、と思ってな」

ほんと………悪魔。
その余裕な顔が更に腹が立つ。さっきまであんなに余裕がなかったくせに。

私はそんな彼に軽くキスをした。

「なに?もう限界?」

そして、彼を挑発する。
負けているのは悔しい。

「まさか」

と、ルシファムが鼻で笑う。
お前こそもう限界なんじゃないのか、って顔で。

負けていられない、と私は再度彼にまたがる。そして、もう固くなったそれを私の中に入れようと、私の下部に押し当てる。

…………あれ?
よく考えれば…………

私って処女………?

いや、はてなも何も、私は処女だ。初めてだ。経験なんてない。

すると、ルシファムがくすりと笑う。

「初めてなんだろ?………俺に任せておけ」

言い返そうと思ったけど、彼があまりにも優しく微笑んで言うものだから、毒気なんて全て抜けてしまった。私は素直にベッドに仰向けになって寝転がる。

「そうやって素直にしてれば可愛いのに」

「は?え、ええ?」

今、聞こえた言葉は気のせいだろうか……。生まれてこの方、気持ち悪い、なら散々言われてきた。でも、可愛い、とか初めてだ。

「可愛いって言ったんだ」

「え────ひゃうっ!」

もう一度その言葉を言われてから、軽くキスを落とされる。そして私の中に固いものが入ってきた。

「くっ………きつっ……」

ルシファムが私に覆い被さるようにして、必死にそれを私の中に入れようとする。

「力、ぬけっ………」

そんなこと言われても、力が入ってしまう。招き入れようとすればするほど、力が入る。

そんな時、ルシファムにキスを落された。その心地よさに体の力が抜けていくのがわかった。

「んふっ………はぁっ、んっ」

不思議と覚悟していた痛さは全くない。
初めてってこんなに気持ちいいものだろうか。
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