第4章 【R18】カンダウリズム(トド松)
しばらくして、トド松くんがお茶を持って戻ってきた。
「はい、どうぞ」
お盆に載せられたお茶の他に、お菓子も用意してくれた様で
美味しそうな栗きんとんが黄金色に輝いて見えた。
「わぁっ…美味しそう!」
可愛いものの次に、甘いもの
特に和菓子が好きな私は目を輝かせる。
私の様子を見て、トド松くんは嬉しそうに笑っていた。
「今日女の子達からもらったんだ
夢花ちゃん昔から洋菓子より和菓子の方が好きだよね」
「うんっ!
洋菓子も美味しいけど、やっぱり和菓子が一番っ!」
トド松くんに言った通り洋菓子も美味しいし、好きだけど
小さい頃からいつも松代さんにお饅頭や羊羮を頂いていたおかげか
私はいつしか和菓子の方を好むようになっていた。