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月に泣く~BLEACH~

第27章 ~拾参~RECOVERY


虚圏 虚夜宮


ウルキオラが真っ白な長い廊下を歩いている。そしてある扉の前で足を止めると扉を開けた


「……ウルキオラか。何のようだ?」


「治ったじゃないか」


ヤミーの隣に居た破面が包帯を外すと繋がったヤミーの腕が露になった


「念の為に斬られた腕を持って帰っておいて良かったな」


「時間がかかりすぎなんだよ。腕が腐っちまうぜ 俺らの体もオメーの目玉みてぇに自動回復すりゃぁラクなのによォ」


「文句を垂れるな 繋がっただけでもマシだろう グリムジョーの様に完全に腕が消滅していたらお前も十刃から落とされていたぞ」


「チッ…そうかもな」


「処置終了致しました」


「オウ」


「いかがですか?動き、反応等切断前と変わりありませんか?」


「オウ……」


ヤミーは返事と同時に破面の頭部殴り壁へと叩きつけた。破面は言葉を発する間も無く、頭を潰され絶命した


「ダメだな…本調子なら粉々に消滅したハズなんだがよ」


「……下らん」


「まぁいい、そのうち元に戻るだろう 死神に借りを返すのはそれからだ」


その頃、藍染はウルキオラの見せた現世での戦いの様子を映像化して眺めていた


「…面白い能力だ 女」


織姫の姿を見て藍染は口角を上げる。そしてそのまま映像を眺めているとある所で止めた


「欲しいものが増えた…もう暫く現世を楽しむといい…サラ」


そこにはウルキオラを見つめたサラの姿。ウルキオラの目から見た映像により必然的に藍染と目線が合う。それを藍染は暫くの間、眺め続けていた
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