• テキストサイズ

月に泣く~BLEACH~

第15章 ~捌~LIMIT


「浮竹隊長ッ!?」


京「…遅かったじゃないこの色男!!待ち草臥れちゃったよ」


浮「すまん。封印を解くのに時間が掛かってしまった」


京楽は浮竹の隣に移ると盾を翳す


砕「あれは四楓院家の…止めろ!!奴ら双極を破壊するつもりだ!!」


砕蜂がいち早く気づくが時既に遅し…京楽と浮竹は盾に斬魄刀を突き刺すと霊力を注ぎ込む
すると―中の炎と共に双極に向かい燬鴣王が一瞬で消滅した


「おぉ凄ェ!!じゃ次はこっちの番だな」


「一護…?無茶だ磔架を破壊するなど―…!」


一護はルキアが磔にされていた台【磔架】を一振りで崩してしまう


「もう一度言うぜルキア……助けに来たぜ」


その言葉にルキアは目に涙を浮かべた


「…礼なぞ言わぬぞ…莫伽者…」


「おう!!」


「さぁ…此処からよ…」


私達が逃走手段を考えていたその時、息を切らしながら待ち望んだ彼が現れる


「ルキアッ!!」


「恋次!?」


それを見た一護は私と顔を見合わせるとルキアを抱えた


「恋次ッ!」


「あ?…ちょっと待て…テメェまさか…ッ」


「受け取れーッ!!」


相手の承諾も受け取らず一護は恋次に向かって勢いよくルキアを投げる


「きゃァァあああ!?」


突然の事に躊躇するも恋次は寸ででルキアを受け止めた


「一護ッ貴様ァ!?」


「落としたらどうすんだテメェッ!?」


地上数十mの距離から墜としたルキアの無事を確認した二人は恋次に告げる


「逃げろッ!」


「貴方の仕事よ恋次…!」


「―――!!!……ああ!!」


二人の真剣な表情に恋次はルキアを抱き抱え双極の丘から逃げ出すのであった

/ 721ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp