第1章 愛するあの人へ
斎藤さんは死んでいます。
自分で考えたオリジナルストーリーです。
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あの人がこの世を去ってまだ1年しか経っていない
誰かがあの人が必死に戦ったことを知っているだろうか。
あの人は最後の最後まで立派に戦った。
愛しくて、大好きなあの人はもういない。
不器用でちょっと抜けてる所があって、でもとっても優しいあの人はもういない、
あの大きな手で頭を撫でてくれることも、抱きしめてくれることももうない。
最初は泣いて泣いて泣いて、ひたすらあの人の名前を呼んだ。
悲しくて、辛くて、おかしくなりそうだった。
1年何かじゃ悲しみは消えない。