白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第4章 蝶の羽根に触れる時
ヘイヘイヘイ?
ヘイ多くねぇ?
入り口に目を凝らすと
仁王立ちした男
ピンピン逆立った髪
トサカ被り!?
いや………
ミミズクヘッド!!
「あ、ごめんなー
あれ、うちの一年
ウルサイけど害は思ったよりは
無いから」
思ったよりは!?
害はあるんじゃねぇか!
「あ。イエ。ダイジョブデス」
向こうの三年らしき人に
ペコリと頭を下げると
「おー!気合い入った頭ハッケーーン!
俺!木兎!木兎光太郎!
お前は!?」
俺を見つけた
ミミズクヘッドが駆け寄ってくる