白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第14章 華を揺らす蝶を排する潔い華
その日は
なにか嫌な予感がしてたんだ。
「木兎さん
今日はもう上がりですか?」
いつも際限なくスパイク練習を
要求してくる
木兎さんがサクッと片付けをして
部室に歩いて行く
「おー!明日倍する!
ちょっと行きたい所があンだよ」
明日?倍?
死にますよ?
木兎さんじゃなくて部員が。
って。行きたい所って…。
「またですか?
今週で何人目ですか?
これで週末の試合
スタミナ切れたとか言ったら
ぶっ飛ば…怒りますよ……」