白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第11章 蝶を縛る鎖
「ちょっと寝る?
身体ヤバイでしょ?」
フラフラして
今にも倒れそうな
姫凪の背中を擦ると
『ううん!平気!
昼ご飯の時間でしょ?
一緒に行こう?
イッパイ食べとかなきゃ
それこそ倒れちゃう!
夜久パイセンに怒られる!』
一生懸命にいつもと同じ素振りで
返す姫凪
「おれには頑張らなくていいよ
疲れるでしょ?」
呆れた様に溜息を吐くと
『…後五分だけ…ここに居る…
研磨…ありがと』
ペタリと畳に座り
おれの膝に頭を落とす