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白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]

第36章 華と蝶と満ちる月ー華蝶番外編ー


「姫凪立てるか?」

『…立てません』

「立ちたくない?」

『当たり』

服を整えたのに
また乱したくなる事を
言ってこの子は…。

「姫凪お前ねェ…」

『立たせたくないって
思いましたかァ?』

「…当たり」

「『…プフッ!』」

ホント可愛くて
愛しくて
笑っちゃうくらい

「姫凪、愛してる
差し入れ来てくれて
ありがとな」

『うん。
鉄朗…後少し頑張ってね
家で待ってるから』

「…おう、終わったら
速攻で帰るから…
美味い飯食わせて?」

『任せてよ!』

幸せだ

"新婚みたいだ"って笑って
またキツく抱き寄せる

リミットまで抱き合った身体
姫凪の背中が
見えなくなるまで振った手

すぐ届くメッセージにニヤけながら
俺もメッセージを返す

赤い絵文字は照れくさいから
"愛してる"に
沢山の心を込めて。

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