白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第27章 太陽に止まる蝶
『木兎はウサギじゃないから
大丈夫だねー』
わざと呆れた顔とかしてみるけど
そんな事言われたら
『じゃあ、木兎が寝るまで
側にいるよ?
タクシー呼んで帰るから
それなら良い?
うちのお母さん寛大だけど
さすがにあの二人以外の所に
止まったら軟禁生活に
なりそうだから、ね?』
放っとけ無いじゃない
可愛くて
抱き締めたくなるじゃない
いつもは硬そうな髪の毛は
柔らかくてサラサラしてる
撫でると気持ちよさそうに
目を細めてる
可愛いな、木兎は…