白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第27章 太陽に止まる蝶
あんなにガッツイてた
昔が嘘みたい…
"本気だ"って
本当に…本気?
クチバシみたいに尖った唇
伺う様に薄く開いた目
なによ…バカ木兎…
『も、もう!
バカ木兎……ン…おしまい…!』
ドキドキさせ過ぎだよ
チュッ、と触れて
離れると
「小鳥かよー!
エロいくせにウブか!
可愛いな!クソ!!」
予想通りのリアクション
『エロいは余計!
あの…さ!
…我慢させてゴメンナサイ!』
ペコリと頭を下げると
「なんで?」
頭の上にキョトンとした声が降ってくる