第3章 誠凛高校
「...あーあ。これじゃ拍子抜けッスわ。黒子っちやっぱください」
『え?』
「黒子っちのことまじあこがれてるんスよ俺。...また一緒にバスケしよう」
テツの目をジッとみてる
黄瀬君は本気みたいだけど
『テツ....は行かないよ』
「ルカ」
『黄瀬君。行こう...』
ぐいっと黄瀬君のブレザーを引っ張りながら体育館外へ向かう
「え、ルカっち」
「ルカ...」
『...』
「また、メールします」
『うん。またね、テツ』
振り返ることなく返事をした
テツのことなら分かるから
「ルカっち」
でも、黄瀬君のことは分からないの