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繋ぐのはバスケです

第3章 誠凛高校


「黄瀬涼太がどうしてここに?」

「あーいや~次の練習試合誠凛って聞いて居ても立ってもいられなかったんスわ」

中学の時1番よかったしね?なんて付け加えて

「別に普通でしたけど」

「ひどっ!」

『....』

まさか、こんなすぐまた黄瀬君だなんて
ひどいこと言ったばかりで会いにくい

「おい。俺の後ろに隠れんな」

『ごめんなさい。動かないで下さい』

「はぁ~⁈」


火神君の後ろに隠れながら黄瀬君の話を聞く


「ったく、動かないで下さい?それは無理な相談だ」

『え?』

シュッと黄瀬君めがけてボールをなげた火神君





『黄瀬君‼』

「え...ーっ、ちょ、何⁈」

「火神君‼」

「再会のとこわりーけど、ちょっと相手してくれよイケメンくーっ⁉」

ベシッと背中を叩いてTシャツを引っ張る

『危ないよ!ダメだよ人にめがけてボール投げたら!』

「いてーな!大丈夫だろ!普通に取れるだろあんなん」

『バスケットボールで大丈夫とかはないの!ドッジボールじゃないんだよ?』

「お前はちびっ子のくせに力つえーよ!」

『なっ!高校1年生だもん!火神君と同い年なんだからガキ扱いしないで』




「ルカっち」




そう聞こえた瞬間に体が傾いた
力強く腕をつかんで





『黄瀬君...』

「......」



悲しそうな顔

彼をやっぱり私が傷つけたんだ
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