第2章 あなたはバスケ部
高校生活が始まって
二週間が経ちました
友達も沢山できたし
ただ、私はまだ動けずにいた
「ルカ!じゃあ私部活にいくね!」
『うん。確かわかちゃんは弓道だっけ』
「そう!あ、そっかルカはまだ決めてないんだ?」
『ゆっくり決めるつもり。けどさっぱり浮かばなくて』
「なら今度弓道部おいでよ!先輩達も優しいからさ!」
『ありがとうわかちゃん。考えとくね』
また明日!と、手を振ってわかちゃんは弓道部へむかった
「ルカっち」
『黄瀬君』
「ルカっち。まだ部活入ってないんスね」
『うん。まだ悩んでて...』
海常高校は運動部に力を入れた高校だ
どの部活も強くスポーツ推薦も多い
だからなのか一年生は部活絶対強制
私も部活に入らなければいけない
けど、私はやりたいところがない
何もやりたくないのが本当の気持ちだけれども