• テキストサイズ

365日家族

第4章 秘密の代償


大倉side


横山くんの家に着いて

インターホンを鳴らしてみたものの

誰もでてくる気配がなくて…


「俺ちょっと用事あるから

先に家行っといて?」


そう横山くんに言われて


預けった鍵をポケットから取りだし

家の中に入ると…


リビングから光が漏れていて

ゆっくりと扉を開けると


こたつで小さくなって眠ってる

なのかがいる…




"なのか?"そう名前を呼んでみても


なのかはふにゃふにゃと

声にならない声を出しながら

眠ったままで…



あまりに無防備な寝顔がかわいくて

顔を近づけ唇にキスを落として…




「傷付けてごめんな…?

でも俺はなのかが好きや……"」


そう言って髪を撫でると…



なのかの閉じたままの目から

涙がポロポロとこぼれ落ちてきて



胸がぎゅっと締め付けられる……




もうなのかを泣かしたくないから

ここに来たのに……



夢の中でまで泣かんといてよ………?
/ 159ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp