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365日家族

第4章 秘密の代償


「何やねん…弟(笑)

いきなりビビるやんか!?」


そう言って笑う横山くんに

近付こうとすると…


そんな俺の前にすばるくんが

割り込んできて


「ちょっと待て大倉…

先に俺と話すぞ………?」


なんて声だけは穏やかなのに

全く穏やかさのかけらもない

顔で俺の腕を掴む……(涙)



「何…?何の話(笑)?」


そんな緊張感の欠片もない

横山くんをよそに


すばるくんに引きずられるように

楽屋の外に出て人のいない

空いている部屋に入ると…


「で…?お前は何を

横に話そうとしてんねん?」


なんて俺を真っ直ぐに睨み付けて…



「ただ俺はなのかとのこと

ちゃんと謝りたくて…」


そう言った俺にすばるくんは


「昨日のこと横には言うてないぞ……?」


そうポツリと呟いて


俺から目をそらした……
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