【うたプリ】歌い手Minori、トリップします……?
第4章 皆との1週間
『ですから、物語などにとらわれず姫香のやりたいようにやってください』
…………ありがとう。
いっそのこと、原作崩壊目指してやるよ。
『ここにいる時点で原作崩壊は達成してますよ』
それもそっか。
だったらいっその事スタリの学生時代に会いに行ってやろうかな?
寿『ねぇねぇお二人さん、さっきから何話してるのかな?ぼくちんにもわかるよう話してよ~』
……ゴメンね、それは無理。
さっきも言ったように、未来がわかっちゃ人生面白くない。
黒『そりゃあそうだ。未来は自分で切り開くもんだ』
…………蘭丸がかっこいいこと言ってる……。
これ、嶺二が言ったら笑いものだな。
寿『ヒメちゃん!!?』
美『じゃあ、今のとここれで話すことは終わり?』
『はい』
わかったことは、僕は元々この世界で生まれ、途中まで育ったってことだけかぁ。
それと、近くにいつもミューズがいたってことだけ。
カ『記憶が戻れば、全て話してくれるのだろうな』
『勿論。姫香は我の大事な主ですから』
……………いや、何それ。
『ですから、ミューズにとって姫香は主のような存在なのです。仕えるべき存在なのです』
いや、意味わからん。
僕、王家とかそんな人間じゃないからね?
多分。
『ごく普通の家庭でしたよ。ただ、音楽の才能に恵まれたからミューズに愛されてしまっただけです』
何か無茶苦茶に感じるのは僕だけ?
『さて、話も終わったことで我は寝ます』
あ、話変えやがった。
………まあいいや。
お休み、ミューズ。
『おやすみなさい』
寿「…………切れた」
黒「ネックレスも、光ってねぇな」
美「光ってる間は、コンタクト可能か」
カ「魔法のようだ」
魔法、かぁ。
シルクパレスやアグナパレスにはあるんだっけ?
月「………どうやら、ミューズとお話は終わったようね」
貴「うん」
その後、ミューズと話した内容全てを林ちゃんに龍也さん、シャイニーさんに話した。
その時、嶺二が「これ便利だね」と言っていたが、全くもってその通りだと思ってしまった。
だって、スマホ忘れたとしてもカルナイのメンバーとは連絡取れるかもじゃん?
いい加減な使い方かもしれないけど使える物は有効かつしてこそ、でしょ?