【うたプリ】歌い手Minori、トリップします……?
第1章 全ての始まり
それで水・金・日の週3だから、4,800円×3で一週間に14,400円は軽く稼げる。
1ヶ月週4で計算しても、14,400円×4で57,600円。
それに親からの分を足して、1ヶ月で軽く100,000円。
1年だと100,000円×12で1,200,000円。
更にこれを軽く二年半はやってたから、1,200,000円×2.5で3,000,000円。
そこから使ってた分引いても、宝くじで当てたのあるから200,000,000が通帳に入ってるんだよね……。
……僕、普通の一般ピーポーの女子高生なのに何でこんな大金あるんだろうね……。
貴「………ま、考えても仕方ない。あるもんはあるんだから、使わなきゃ可哀想だ(お金が)」
どうせ沢山使ったとしてもまた宝くじ当てるしね、親が。
だから、無一文にするつもりで買い物行こう。
目的は楽器なんだけどね。
山○電気、通称ヤマ電にでも行きますか。
貴「お母さーん、ちょっとヤマ電行ってくるー」
母「気を付けるのよ~」
貴「はーい」
ガチャ
貴「行って来まーす」
母「行ってらっしゃい」
………さて、楽器買うつもりで出掛けたのは良いものの、何買おう。
折角だし、ヤマ○の新商品の買おうかな?
ヤ○ハの楽器、中々良いからね。
「お母さん、お昼ね、オムライス食べたい!」
「ふふ、そうね。折角だし、食べに行こうか」
「やったー!!」
おう、親子でお出掛けですか。
休日だし、そりゃいるか。
……って、そういえばお昼近いんだ。
僕も何か食べてから行くか。
「……あっ、ボール…」
コロコロ
貴「ん?」
足元を見ると、そこにはサッカーボールが。
状況的に、道路の反対側にいる親子連れの子とかな?
貴「これ、君のだね?」
「うん!ありがとう、お姉ちゃん!」
おう、子供の笑顔とは輝かしものだな。
……って、あれ……?トラック来てない!?
あの子渡ってきてるし……!
貴「君!危ない!!」
「えっ……」
間に合わない……!!
バーン!!
「お、お姉ちゃん……?」
貴「……良かっ、た……」
お母さんの方に飛ばして、正解だったな………。