第1章 はじまり
大通りはすでにたくさんの人で溢れかえっていた。
「エレン、こっちだよー!」
待っていたのはアルミン。
「あれ?ミカサは?」が聞いた
「ああ、今日はミカサが薪広い当番なんだ」
「もぅー!エレンも手伝わなきゃだめじゃない!」
「俺は昨日やった!」
そんな雑談をしていたらアルミンが声をあげた
「二人とも!きたよ!調査兵団だ!」
エレンは待ってましたと言わんばかりに騒ぎだし
近くにあった箱の上に乗って大通りを見渡した。
もやっとの思いで木箱の上に乗り見た光景は
まさに地獄から帰ってきたかのような顔をした調査兵団の集団
大怪我をしている人
意識があるのかないのかわからない人
…みんな死んだような目をしていた
エレンもアルミンも私も
その光景にショックを隠しきれなかった
「エレン…アルミン…行こう?」
私は二人に声をかけ
よく4人で集まる広場にむかった