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【黒子のバスケ】瞳の奥の真実

第14章 一生親友*



夏休みも終わり。また元どおりの学校生活が始まった…黄瀬君に気持ちを伝えられたが、とくに態度が変わる事もなくいつも通りに過ごしていた。


「桜〜!今日のお昼屋上で食べよっ!」

「うん…いいけど珍しいね?」

「ちょっとね…早く行こう!」


屋上に着くと意外に人はいなかった。

「ん〜!良い天気だねー!気持ちー桜も来なよ!」

まりなは、いきなり寝そべりだし自分の隣をポンポンと叩いて私に来いと促す。

「もぅ〜急にどうしたの?何かあった?」

「べつにな〜んもないよ!ただこうして横になりたかっただけ!」

「ふ〜ん。なら良いんだけど…」

「私に何かあったって聞く前にアンタがなんかあったんじゃないの?」

「えっ…?」

まりなには、何も言ってないから知らないはず。もしかして私…顔に出てたかな?まりな結構感が鋭いから何か気づいたのかもしれない。

「別になんもないよ!ど、どうして?」

「桜ってさ…本当に鈍感って言うか…アホだよね?」

「なんで?!私が!?」

「うん…アホすぎて笑っちゃうわ。」

「そういえば…黄瀬君にも鈍感って言われたよ。」

黄瀬君に好きって言われた日の事を思いだす。私の事鈍感って言ってたな…最近の話しなのに凄く昔の事みたいに感じる。

「キセくんにまで鈍感って言われたら終わりだわ!!じゃあ桜には、ハッキリ聞くね?三日前どこに行ってた?」

「えっ…どうして?」

「9月3日は…澪の命日だったその前日どこに行ってたの?」

「家にいたよ。」

「嘘ってわかる。澪の所に行ったんでしょ?」


なんでわかったの?誰にもどこにも行くって言ってなかったのに…

「行ってないよ…」

「本当に?」

ダメだ。まりなには、これ以上嘘は言えない。

「…」

「やっぱりね。私も命日にお墓行ったら向日葵が置いてあったから桜が来たって思った。アンタと澪が一番好きな花だからね。」

「まりなには…嘘は通せないね…」

「あたり前でしょ!?まぁそれだけじゃないけどさ…」

「えっ?」

「ううん!なんでもない!早くお昼食べよ!」


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