• テキストサイズ

【黒子のバスケ】瞳の奥の真実

第13章 自分の気持ち*



夏休み最後のオフ。
私はまりなと家で宿題を終わらせようとしていた。

「そういえばキセくんは元気?」

「えっ!?黄瀬君?元気だよ!な、なんで!?」

「何動揺してんの?」

「別に動揺なんかしてないよ!!」

黄瀬君の事が好きだと気づいてからなんだか普通にしていられない。部活の時は、スイッチが入ったように切り替えができるのに…それ以外は全然だめだ。まともに顔も見れない。

「桜…あんた…」

「ん?なに?」

「はぁ〜。やっぱいいなんでもない。」


すると私の携帯の着信音が鳴った。
画面には黄瀬君の名前。



「電話?だれだれー?」

「黄瀬君…」

「えっ!まじ貸して!」

「あっ!ちょっ!まりな!」

まりなが私の携帯を取って出てしまった。黄瀬君どうしたんだろう?

「うん!OK!ウチらも行くからー!じゃあまた後で!」

うちらも行く?どうゆう事?

「桜!出かけるよ!」

「えっ!どこに!?」

「これからストバスの大会があるらしくてキセくん達見に行くから一緒に行こうだって!駅で待ち合わせしてるから」


えっーーーーーーーー!!!なんでそんな急に…待って!会うって思ってなかったから心の準備がまだ出来てない!

「だって…まだ宿題終わってないよ?」

「そんなの後でで良いから早く行くよ!」

まりなに引っ張られながら家を出た。



/ 142ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp