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【黒子のバスケ】瞳の奥の真実

第16章 好き。すき。スキ*



「珍しいね〜桜が、ちゃんとメイクしてるの?」

「そ、そうかな?そんな事ないよ!!」

実は、昨日全然寝付けずにいて、朝になって鏡を見たら目の下にクッキリとクマが出来ていた。そのクマを隠す為に久々にメイクをしてきたのだが…なんだか気合い入ってると思われないかな?

今日は、黄瀬君に好きって伝える…


「でも、クマ隠せてないよ?」

「えっ!?!本当!?」

「どうした〜なんかあった?」

「また、今度話すよ!」

まりなには、ちゃんと話そうと思うけど…黄瀬君に気持ちを言ってから、報告しようと思う。

「りょーかい!まぁ、あんま無理しないでよ!」

「ありがとう。」

そんな話しをしていると、もうすぐ自分の教室に着くのがわかった。ダメだ…緊張でどうにかなりそう。平常心、黄瀬君がいても普通に、おはようって言うだけ。

そう思って教室に入ろうとすると女の子達が黄瀬君を取り囲んでいるのが目に入った。

「うぁ〜今日も凄いね〜!キセ王子!」

「う…ん。」

「それにしても、毎日大変だよね〜ファン対応するの!」

「そうだね…」


朝から、女の子にチヤホヤされて嬉しいんだろうな…私が来た事なんて全然気づいてないみたいだし。小さなため息をつきながら自分の席に座る。


「みんなっ!もうすぐホームルーム始まるから戻ったほうが良いっスよ!またね!」


黄瀬君の笑顔と一言で、あっという間に皆自分のクラスなどに戻って行った。
本当に黄瀬君は、モテる…一体今まで何人くらい、付き合ったり告白されたりしたんだろう?


「桜っち!おはよ!」


「おはよう…」





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