第5章 第3話 思い出
ドォーン!!!
町の方から爆音が聞こえた。
その音は私の家の方だった。
ナギサ
まさかっ!!
私は自分の家へと走っていった。
ルフィ
おいっ!どこ行くんだ!
彼の言葉を無視し、私は急いで自分の家へ行くと、私の家は燃えていた。すでに火の海状態。私はすぐに杖を取り出し呪文を唱えた。
ナギサ
“ウォーターレイン!”
そう唱えると空から雨が降ってきた。
すると、炎はたちまち消えていった。
私の家はもう人が住めないぐらいのひどい有様だった。家の中に入ると、さっきまで住んでいた家とは思えないぐらい全てが黒く焦げていた。
棚に飾っていた大切な写真達も全て…。
ナギサ
そんな…。
私は呆然としたまま家を出た。
すると、目の前にはあの5人組がいた。
ナギサ
なんだ。あなたたちいたの。
ルフィ
ここ、お前の家か?
ナギサ
まぁね。