第16章 痴漢ごっこ カラ松

しばらく内股を這い回っていた指が、わたしのショーツを撫で始める。

ショーツごしに、茂みのある…恥丘を円を描くように撫でられ、ゾクゾクするような快感に襲われた。

思わず腰がビクンと動きそうになると、カラ松くんは器用に反対の手でわたしの腰を支える。


（いつもより敏感になってる…！どうして…？）


普段のように、快楽に没頭することが許されず、バレてはいけないこの状況に、わたしの子宮は熱くなりじゅんと濡れていた。

だけど、わたしの敏感なそこは触れられそうで触れられない。

触れて…くれない。

焦らすように太腿、お尻を撫でさすられていく。


（だ…め……お願い…もう…！）

（主…！？）


無意識のうちに腰をカラ松くんのに押しつけてしまっていた。

こんなこと。

こんなとこでしちゃいけないのに…。

感じちゃいけないのに…。

欲しくてたまらなくなり、腰を微かにくねらせおねだりをしてしまう。